長野県天龍村の美しい自然や伝統的な文化、住みやすさ、地域コミュニティや豊かな自然など、魅力いっぱいな田舎暮らしの魅力や移住支援情報をお届けします!

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長野県天龍村で叶える憧れの田舎暮らし!移住後のトークと役立つ情報を紹介!

ももかりん

この記事では、長野県の自然豊かな天龍村てんりゅうむら)への移住を検討している方に向けて、魅力的な田舎暮らしへの情報を解説します

天龍村の美しい自然や伝統的な文化、住みやすさ、地域コミュニティについて知ることで、移住後の生活がよりイメージしやすくなります。

また、天龍村での新しい暮らしをする際の具体的なステップを分かりやすく示して、あなたの理想の田舎暮らしを実現するために必要な情報をお届けします。

目次
天竜川

1.1 豊かな自然と美しい風景

天龍村は長野県の南端に位置し、静岡県と愛知県に隣接しています。その地形は木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)に囲まれた自然の宝庫!

ここには、日本を代表するアルプスの山々が広がり、雄大な自然を実感することが出来ます。

特に、天龍村の中央を南北に流れる天竜川の流域では、四季折々の風景が楽しめるスポットとして人気で、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、年中を通じて異なる魅力を感じられます。

また、ハイキングやキャンプ、フィッシングなどのアウトドアにも最適で、自然が好きな方の移住には理想的な環境が整っています。

出典:天龍村役場
令和2年10月1日現在

1.2 歴史と文化の豊かさを知れる「祭り」と「文化財・史跡」

出典:天龍村役場「満島神社の秋例祭」

天龍村には21種類もの指定文化財があります。その中でも、今から約400年前の天正元(1573年)年も前から受け継がれている村指定民俗文化財「満島神社秋祭り」は、天龍村全体を盛り上げる大きなイベントとなっています。

祭りは10月の第2土・日曜日の二日間にわたって行われ、神社に祀られている御神体が年に一度行列を組んで里に下り、五穀豊穣、家内安全、無病息災を願って古くから伝わる舞踊や音楽を披露しながら練り歩きます。

そんな祭りを通じることで、天龍村の賑わいと歴史の一端を感じることができます。

天竜川と茶畑

天龍村の人口は約1,100人で、高齢化率は約60%と全国で2番目に高齢化が進む村です。

人口減少は多くの市町村が抱える課題ですが、逆に、田舎暮らしに憧れる人や、リモートワークの推奨などで、地方へ移住する人も増えてきています。

村にはスーパーが数店舗ありますが、コンビニもなく、コンビニへ行くには車で15分をかけて隣町に行かなければなりません。

都会に住んでいる人には想像がつかないかもしれませんが、田舎では結構当たり前のことです。

忙しさや騒々しさもなく、車があればコンビニにも行けるのです。

ゆっくりとした時間の流れと共に、気持ちにも余裕ができ、心と体のバランスが整っていくのを感じられそうです。

2.1 天竜川と四季折々の魅力

長野県の諏訪湖から天龍村の中央を南北に縦断しながら流れる天竜川は、愛知県静岡県を経て太平洋へと流れています。

水害が多く「暴れ天竜」として有名でしたが、戦中から戦後にかけて作られた平岡ダムによって、天竜川の急流はせき止められ、現在のようになりました。

また、多くの国立公園、国定公園、県立公園が存在する自然豊かな流域で、ニホンジカなどの動物、コアジサシなどの鳥類、ツツザキヤマジノギクツメレンゲカワラニガナミクリなど貴重な植物群などが生息する自然豊かな場所で、四季の移り変わりが美しい地域です。

2.2 天龍村の名産品

出典:天龍村公式HPより(七まがりの急斜面と美しい茶畑)

天龍村の名産品といえば「中井侍銘茶」があります。

天龍村の奥地にある小さな集落「中井侍地区」、この中井侍地区の急斜面一帯に広がる茶畑で栽培され、「中井侍製茶工場」で製茶を行ったお茶のことを「中井侍銘茶」と呼ぶそうです。

標高も高く四方を山に囲まれ、高低差365m、平均斜度約27度の急斜面に、くねくねとした「七まがり」という道沿いには上から下までびっしりと美しい茶畑になっています。

手摘みで収穫された茶葉は、蒸し時間の短い浅蒸しと言われる製法で加工され、甘味がありスッキリとした味わいのある中井侍銘茶となります。

🔷「中井侍銘茶」の購入は、以下のお茶屋さんより直接ご購入してください。

・「ツメモガキ」オンラインショップ⇒ https://tsumemogaki-online.1net.jp
・「ヨアケ茶園⇒ https://nakaisamurai.com/shop/
・合同会社「ゆずすけ」⇒ https://yuzusuke.co.jp/?pid=160520003
・「なかや農園」⇒ https://tenryusamura.thebase.in/

天龍村へ移住した人には、移住支援金(最大100万円、単身60万円)が支給されます

担い手不足の解消及び人口減少などの地域課題の解決並びに移住促進を図るため、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、愛知県、大阪府から天龍村へ移住し、長野県が選定した企業等に就業した人に対し、最大100万円の移住支援金が支給されます。

対象世帯支給金額
単身世帯60万円
2人以上の世帯100万円

3.1 移住支援金対象者

🔷交付対象者が下記に掲げる事項のいずれにも該当すること

  • 天龍村内に、移住支援金の申請日から5年以上継続して居住する意思を有していること
  • 暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係を有する者ではないこと
  • 日本人又は外国人であって、永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者若しくは特別永住者のいずれかの在留資格を有していること
  • その他、村長が移住支援金の対象者として不適当と認めた者ではないこと

3.2 移住等に関する要件 

🔷次に掲げる事項のいずれにも該当すること

  • 住民票を移す直前にの10年間のうち、通算して5年以上、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)愛知県又は大阪府に在住していたこと。(ただし、住民票を移し直前に連続して1年以上、上記に在住・就労していた場合に限る)かつ、住民票を移す3ヶ月前の時点において、連続して5年以上就労していたこと(被用者にあっては、雇用保険の被用者として雇用されていたこと)
  • 移住支援金の申請が、移住後3ヶ月以上1年以内の期間になされたものであること

3.3 就業に関する要件

🔷次に掲げる事項のいずれにも該当すること

  • 勤務地が、東京圏以外の地域に所在すること
  • マッチングサイトに掲載している求人に応募し、採用されたものであること
  • 3親等以内の親族が代表者、取締役などの経営を担う企業等に就業するものでないこと
  • 労働時間が週20時間以上で、かつ、期間の定めのない雇用契約に基づいて企業等に就業し、移住支援金申請日に当該企業等に連続して3ヶ月以上在職していること
  • 当該企業に、移住支援金申請日から5年以上継続して勤務する意思を有していること

3.4 支給額

  • 単身世帯:60万円
  • 2人以上の世帯:100万円
鶯巣駅
ブッポウソウ

移住から定住の間に活用できる助成制度です

4.1 結婚祝金

  • 2年以上居住し、永住意思のある夫婦に5万円支給されます。

4.2 出産祝金

  • 第1子・第2子:20万円
  • 第3子以降:50万円

4.3 通勤助成金

  • 村外の会社に勤務している人に月額上限10,000円が支給されます。

4.4 妊婦一般健康診査費用助成

  • 妊婦検診で受診できる受診票を交付されます。

※基本健診14枚、追加検査5枚、超音波検査4枚。里帰りなど県外での受診も可能。

4.5 U・Iターン助成金

永住意思のある世帯に支給します

  • 単身:5万円 
  • 夫婦:10万円(18歳以下の子1人につき2万円を追加支給)

※転入時に30歳以下で村内事業所に就職、起業、就農の場合は+5万円

4.6 住宅に関連する補助金

  • 新築の場合:年齢により補助率が異なるため要相談
  • 増改築の場合:年齢により補助率が異なるため要相談
  • 空き家の取得:年齢により補助率が異なるため要相談
  • 住宅用地取得
  • 耐震診断
  • 取得費の100%以内(上限100万円)
  • 昭和56年以前に建てられた木造住宅の精密診断は全額補助
  • 耐震補強は上限60万円まで補助
平岡ダム
引用:世界と日本の風と土(「風土ライターSae」さんのブログより)

ここで紹介する3人の若いお母さんたちは、大学を新卒して天龍村に移住したそうです。

村澤葉花さんが大学生の時に、大学の先生から天龍村を紹介してもらい、天龍村にハマってしまい、すぐに移住!

宮澤花子さんは信州大学在学中に、天龍村の出前授業で天龍村を知り、学生時代に通いつめて移住!

西野明花さんは、村澤葉花さんと大学からずっと友だちだそうで、なんとなく想像がつきますね。大学の先生の「天龍村で鹿狩りしてきたんだよ」っていうひとことで、月1回ペースで訪れるほど天龍村にハマり移住!

3人の皆さんに共通して言えるのは、3人とも天龍村を訪れハマって、そして好きになって移住してるということですね。

移住の理由には人それぞれの理由がありますが、紹介した3人は天龍村が好きで移住して、それぞれにお子さんも産まれ、そして今も天龍村が好きということで、とても幸せをうな感じが伝わってきます。

3人の彼女たちのトークを一部をご紹介します。

村澤葉花さん

、村澤葉花です。大学生の時に先生が天龍村を紹介してくれて、天龍村にはまって、東京から月1回通い詰めて、次の年には半年ぐらい天龍村ですごしていました。もうとにかく移住したくて地域おこし協力隊になりました。

今は4人子どもがいて、普段はNPOツメモガキっていうNPO団体で、ゆべしつくったり、お茶をブランド化したり、地域のものを使ったお菓子をつくったり。あとは、個人的にはお弁当屋さんをやっています。

宮澤花子さん

宮澤花子です。私は京都出身で、大学が信州大学だったので長野県に来ることになりました。天龍村の方が出前授業に来てくれたのをきっかけに天龍村を知って、学生時代に通いつめて、移住しました。

普段は、10月末に二人目が生まれるので、もうすぐまたお休みに入っちゃうんですけど、村の小学校に週2~3回、1回2~3時間程度、非常勤講師という形で総合や生活の授業のサポートに入らさせてもらっています。

西野明花さん

西野明花です。葉花ちゃんと大学からずっと友だちで、先生の「天龍村で鹿狩りしてきたんだよ」っていうひとことで、行ってみたい、食べてみたいって思って、初めて来た時にドはまりしました。そっから天龍村のことを考えなかった日はないくらい毎日考えてて、月1回天龍村に行って、気づいたらじゃあ明日からもう帰ってこないからねっていう感じで、気軽に移住をして、地域おこし協力隊になりました。

大学の頃から天龍村の経済循環とかも調べていて、そのまま買い物事業に関わっていたので、今は集落支援員として買い物に行けない人に配達をしたり送迎をしたりしながら、村のいろんな人に会いに行くっていうことをしています。

村澤葉花さん

学生の時は、行ったことない地区に行くとか出会ったことない人に会うっていうのが最大の楽しみで、どのイベントも欠かさずに出るほどでした。何回も通うにつれて名前で呼びあえる関係性ができていきました。

協力隊として移住して満月屋っていうゲストハウスを運営していました(今は子育てでお休み中)。結婚して本当にここに住んでいくってなった時に、すごく受け入れられたなって感じましたね。たとえば、結婚式も村で自分たちで手づくりでやったんですけど、来てもらった人に村のおばあちゃんのご飯を食べてほしくてお願いした時には、みなさん一つ返事でやってくれて、200人規模の料理を用意していただきました。

そして子どもを産んだ時には、子どもは宝だっていって、私は自宅出産だったので1週間以内に会いに来てくれて、お祝いを持ってきてくれたり。そのような感じで、結婚して、ちゃんと定住してから村の人との関わりはちょっとずつ変わって密になっていったかなと思います。

宮澤花子さん

学生時代通っている頃は、ほんと大学生が村にいるっていうだけですごい珍しいので、いろんな人が声をかけてくれて、どっから来たの?何しに来たの?って言って、ご飯たべてきな~とかお茶飲んでいきな~とか、本当にみんな温かく受け入れてくれました。地元の京都では、隣り近所、顔も名前もわからない環境で育って、いろんな世代の人と関わるっていう機会がなかったので、ちっちゃい子からおじいちゃん・おばあちゃんまで、みんなが声をかけてくれるっていうのがすごく新鮮でした。

今住んでみて、葉花ちゃんも言ってたみたいに、珍しいお客さんっていうより、ここにいる一人っていう感じで、道を歩けば「生まれるのもうすぐだね」みたいな声をかけてくれたり、ほどよい距離感でふわっと見守ってくれている感じがします。本当に、自然にここに暮らせている感覚がすごく心地いいなって。学生の時は天龍村は憧れというか、現実から離れてくる場所みたいな感じだったのが、ここが自分の日常になってきたみたいな感じで変化してきたかなと思っています。

西野明花さん

東京にいた時は、自分自身でちゃんと立って暮らしていかなきゃいけないっていう感じが強くあったんですけど、天龍では本当にみんなに育てられているみたいな感じがすごくあります。

あとは、今までそんなに旬とか気にしたことなかったし料理もできなかったんですけど、食材の活かし方とか食べか方を村の人に聞いたりとか、「もうすぐ雨が降ってくるよ」とか、そういう自然を読み取る力が村の人たちにはたくさんあって、困ったらとりあえず誰かに聞こうみたいな、みんなが先生で、そうやってとてつもなく他力本願で今は生きています。だんだん自分自身で暮らしていく力とか自然を読み取る力をちょっとずつ自分のものにしていけたらなと思っています。

そうやって生きる力をちょっとずつもらっていて、それが本当にここにいるっていうことなんだなって感じますね。大きな意味で関係性を築けているというのが変化ですね。

3人の彼女たちのトークの一部をご紹介しますが、全てを見たい方は[開催レポート] 移住その先トーク!天龍村の若きお母さん3人組よりご覧ください。

引用:[開催レポート] 移住その先トーク!天龍村の若きお母さん3人組(世界と日本の風と土「風土ライターSae」さんのブログより)

平岡駅

7.1 空き家バンク

天龍村では、空き家を有効活用し、定住促進による地域の活性化を図るため、「空き家情報システム」を運営しています。

この「空き家情報システム」を通じて、村内の売却又は賃貸できる物件の情報を提供し、所有者と利用希望者とを繋ぐ役割をしています。

7.2 天龍村向方お試し住宅Monte Casa

出典:天龍村公式HPより
出典:天龍村公式HPより
出典:天龍村公式HPより

天龍村では移住前の体験ができる「天龍村向方お試し住宅Monte Casa」を運営しています。

短期間で地域の生活環境を実際に体感できるため、移住計画を具体化するうえで有益です。

天龍村での暮らしの体験を通じて、気候風土や地域の生活文化を直接知ることができるため、移住に対する判断材料になります。

7.2.1 基本情報

  • 名称:天龍村向方お試し住宅 Monte Casa 
  • 住所:〒399-1203 長野県下伊那郡天龍村神原3929番地1

7.2.2 料金

  • 3日~5日間:5,000円
  • 6日~13日間:8,000円
  • 14日~20日間:12,000円
  • 21日~30日間:15,000円
  • 31日~60日間:500円×使用日数

7.2.3 間取り

  • 洋室(6畳)
  • 和室(8畳)
  • キッチン
  • 洗面所
  • 脱衣所
  • 風呂
  • トイレ

7.2.4 設備

  • 電化製品(テレビ、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、掃除機、エアコン、ドライヤーなど)
  • 調理器具(ガステーブル、包丁、やかん、皿など)

布団などの寝具は自分で用意する必要があります。

7.2.5 申請方法

天龍村移住定住体験住宅申込書に必要事項を記入し、天龍村役場地域振興課まで郵送またはメールで提出。

  • 住所:〒399-1201 長野県下伊那郡天龍村平岡878番地 天龍村役場地域振興課
  • TEL:0260-32-1023  FAX:0260-32-2525
  • MAIL:suishin@vill-tenryu.jp

7.2.6 お問い合わせ先

  • 天龍村役場 地域振興課 移住定住推進係
  • TEL:0260-32-1023 FAX:0260-32-2525 MAIL:s-suishin@vill-tenryu.jp

ここまで紹介してきた長野県天龍村は、豊かな自然環境と温かい地域コミュニティが魅力です

伝統文化の満島神社秋祭りや中井侍地区の美しい茶畑、優しくて人情味のある住民たち。

都会では味わえない、これらの要素が組み合わさり移住先としての魅力を一層感じられる場所です。

天龍村での新しい生活は、自然と共に生きる豊かで充実した日々を送れるような気がします。

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